シムコー75とシムコー75HWの紹介
この記事は、シムコー75とシムコー75HW(ヘビーウェイト)を紹介するもので、西根さんのオリジナル記事を翻訳・要約したものです。
シムコー75:

全長:75mm
重さ:16.1g
ラトル:なし
沈下速度:0.7m/秒
フック:イチカワ カマキリ #5
スナップ:#1+
シムコー75HW(ヘビーウェイトモデル):

全長:75mm
重さ:24.1g
ラトル:なし
沈下速度:1.05m/秒
フック:イチカワ カマキリ #5
スナップ:#1+
カラーラインナップ(全6色+[2023年の新色3色](POST:4e26b7ae-39ee-4c16-9df3-e76537a0fa2c)):

このシムコー75・75HWのきっかけは、2018年、フロリダに行ったときのことでした。
家族旅行でフロリダに行っていて、せっかくフロリダまで来たんだから釣りに行こう!と、バス釣りでとても有名なレイク・セミノールへ行きました。
その経験が、シムコー開発の原動力になりました。
レイク・セミノールの雰囲気は最高で、テンションはMAX!

立ち木エリアを駆け抜けるバスボートが絵になりすぎていました。
ところが釣りのほうは、完全試合で終わりました。
車で往復4,000km以上走って1匹も釣れず、私の釣行史上でも最悪の部類の釣りに。
雰囲気抜群のレイク・セミノールで、バイトどころかアタリすらない。この湖でどうやったらバスが釣れるのか、必死に考えて生まれたのがこのルアーです。
何も分からない状態だったので、どんなルアーを作ればいいかすら分かりませんでした。
この湖のバスのメインベイトは何?
シャッド?
じゃあ、シャッドを模したルアーを作ろう!
そんな、とてもシンプルでまっすぐな発想でこのルアーを作り始めました。
なので、シャッドの雰囲気をできるだけ忠実に再現しています。

シャッドは意外なほど薄い魚なので、このシムコーも薄いボディになっています!

多くのリップレスクランクは、頭に平らな面があり、そこで水の抵抗を受けて振動を生みますが、シムコーはその真逆です。
背中が尖った形をしているので、水を受けるのではなく、水を切り裂いて振動を生み出します。
ちなみに最初は、着想した場所にちなんで「セミノール」と呼んでいました。でも、カナダ・オンタリオの小さなメーカーがいきなりフロリダの湖の名前をルアーに付けるのは変だし、開発途中で生まれたプロトがシムコー湖(オンタリオの湖)での氷上の釣りでとても効果的だったので、名前をシムコーに変えて開発を続けました。
シムコーは、NLWのルアー開発史上で2番目に難しかったルアーだと思います。(1番はエリー115MD)
リップレスクランクという構造上、ボディ形状やラインアイの位置、ウェイト設定がほんの少し違うだけで性能が大きく変わるため、数えきれないほどプロトを作りました。
乱暴な言い方かもしれませんが、リップレスクランクはクランクやミノーのようにリップで調整できないので、0.1mm単位でボディ形状とラインアイの位置の調整を繰り返して、ようやく完成させることができました。

まあ、そんな苦労話はどうでもいいのですが、シムコー75・75HWの開発を進めるうちに、どんどん可能性が見えてきて、進化を続けました。
そのひとつが、2か所に設けたラインアイです。

詳しくは解説動画を見ていただきたいのですが、それぞれのラインアイで特性が違うので、1つのルアーで対応できる状況や釣り方がとても多くなっています。
もうひとつの到達点が、2種類のウェイト設定です。

ボディ形状はまったく同じで、16.1gのオリジナルモデルと24.1gのヘビーウェイトモデルの2モデルがあります。
2つの重さによって使える場所の幅が大きく広がり、そのひとつが超ディープエリアの開拓です。
たとえば五大湖のスモールマウスは、魚が深場に落ちると使えるルアー(特にハードルアー)がとても限られますが、このシムコーなら、他のハードルアーでは届かない10mや15mの水深にも問題なく届きます。
それどころか、水深20mのレイクトラウトも十分射程圏内です。
オンタリオには海がないので試していませんが、ソルトの世界でも活躍できる場面がきっとあると思います。
もちろん、キャストして巻くというリップレスクランクの基本性能も極限まで煮詰めてあるので、安心して使っていただけると思います。
というわけで、シムコー75と75HW。
SAMURAI FISHING MARCHE で販売しています。
これからの厳しい季節でも魚を釣るチャンスがある、数少ないルアーのひとつになるはずなので、ぜひ試してみてください。



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